材質はFC鋳鉄
形状は1ピースタイプでカーヴィングスリットのタイプです。
86にブレーキローターを導入しようとしたきっかけは、サーキット走行において2〜3周してくるとブレーキの温度が高くなりすぎて若干効きが悪くなって自分が思っていた位置でブレーキングが終わらずにアンダーステアを誘発することが多く少しでもブレーキの冷却効率を上げたかった事と、単純にスリット入りのブレーキローターがかっこいいと思ったからです。
メリット
まず、見た目的に青い差し色がホイールの隙間から見えてかっこいいです。ビックキャリパーほどのインパクトはないですが、それでもわかる人にはわかる感があって好きです。
そして、性能面としてはブレーキローターの交換により冷却効率ははっきりと体感出来るレベルで向上しました。自分は、あまり連続で周回するタイプではないのですが、夏の暑い時期などでは純正ローターとMX72の組み合わせだと3周目くらいからフルブレーキング時の制動距離が少しずつ伸びていく印象だったのが、ENDLESSのブレーキローターに交換してから(パッドは同じくMX72)5周くらいは安定してブレーキができるようになりました。
デメリット
洗車する際に、洗剤の種類にもよると思うのですが、青色の塗装が剥がれる可能性があります。また、あまりないとは思うのですが、ブレーキローターが熱い状態で洗剤を掛けると1発で剥がれまるので注意して下さい。
純正のブレーキローターの時よりもブレーキダストの量が多くなったような気がします。
おまけ
余談なのですが、自分の86にENDLESSのブレーキロータを着けるにあたって、スリットの向きをフロントは順方向、リアは左右を入れ替えて逆スリットになるようにしました。
ブレーキローターのスリットには溝でうまく風を流して冷却効率を上げる目的がありますが、逆スリットにすると当然、冷却効率のアップは見込めません。しかし、スリットの引っかかりによりブレーキング時に必要となる摩擦係数が順方向と比較してを数%UPすると言うのを聞いて試してみました。
86は元々、リアの制動力がフロントに対して弱いので、リアだけを逆スリットにして取り付けしました。
結果から言うと逆スリットによる制動力UPは体感できませんでした。
ただし、車の馬力も10%のUPは体感しにくいと言われるくらいなのでブレーキの摩擦係数が数%UPと言うのは相当、車の変化に敏感な人でないと気づかないのではないかと思っています。(この時はまだロガーも無かったのでデータ比較もありません。)
ものは試しですし、自己満の範囲でこれで制動力が上がったと思って満足しています。
最後に、サーキットを走行する際に、ブレーキパッドとブレーキフルードさえ変えておけば大体は問題無いと思っていますが、ブレーキローターの交換はしっかりと効果を実感できるパーツだったのでまだ、純正のブレーキローターと社外パッドの組み合わせの方には是非検討してほしいパーツでした。
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