ENDLESS 6POT キャリパー

86パーツレビュー

ENDLESS 6POT キャリパー

主な仕様

  • 重量:3280g
  • 寸法:D156mm×H79mm×W288.5mm
  • 対応ローター径:φ320〜φ370 (ZN6 インチアップキットは345×32)
  • 対応ホイールサイズ:17インチ〜(ホイールの銘柄、サイズ、ローター径に依存)
  • キャリパー品番:EC670
  • キャリパーボディカラー:ブルーアルマイト

 86(ZN6)用は品番EC6XZN6がフロント用となり、ローターサイズは(外径×厚み):345×32の2PCS構造となります。

ブレーキパッドの型はRCP152になります。

購入時にブレーキパッドが選択可能でSSM、TYPE-R、MX72、MX72PLUSの4種類から選択可能でした。

交換前のブレーキ

ENDLESS 6POTキャリパーに変更する前はこんな感じでした。

  • キャリパー:純正
  • ブレーキローター:ENDLESS BASIC SLIT
  • ブレーキパッド:ENDLESS MX72
  • ブレーキホース:ENDLESS
  • ブレーキフルード:Project μ G-four 335

ブレーキについて

車のブレーキシステムは大きく分けると、ブレーキキャリパー、ブレーキローター、ブレーキパッド、ブレーキホース、ブレーキフルードから構成されています。

それぞれに色々な役割があり、トータル性能やそれぞれのバランスがブレーキ性能に大きく関わってきます。

ざっくりとブレーキキャリパーは対向4POT、対向6POT、と大きくする事で安定性が増しブレーキの再現性が上がります。

ブレーキローターはローター径が大きくなるほど制動力が上がります

ブレーキパッドは変更する事で、適正温度領域が変わります。また、ブレーキの踏力に対するフィーリングも変わってきます。一般的な純正のブレーキパッドでサーキットを走行すると、この適正温度域を大きく超えた温度領域になりフェードを起こします。

ブレーキフルードにも色々規格があり、純正のブレーキフルードだと沸点を超えてしまいペーパーロック現象を起こす可能性があります

メリット

まずは見た目が圧倒的にカッコ良くなりました。チューニングカーは見た目も大事ですよね。

実際にホイールをはかすとこんな感じになります。個人的にはもう少しブレーキローター径が大きくてパツパツに収まっている感じが見た目としては好きですが、86のNAでのブレーキの制動力と考えるとこのローター径で十分です。大きくするとその分のバネ下重量が増えてしまいます。

ブレーキのかっちり感が増して安心して踏んでいけます。ブレーキの制動力やコントロー性が増したのは当然なのですが、ブレーキの熱容量が増えてブレーキの再現性が高くなった事が1番嬉しいかもしれません。

自分はタイムアタックする際に1発で決め切る事が出来なくて2〜3周してしまう事がありますがブレーキが垂れて1周目と同じブレーキングポイントで踏んでも制動距離がばらつく事は無くなりました。(先にタイヤが垂れてクーリングを挟むことになります。)

デメリット

ブレーキパッドの価格は純正ブレーキの場合、MX72前後セットで約33000円。6POT用のMX72のブレーキパッドはフロントのみの価格で約20000円と少し高いです。

86のブレーキローターは1台分で8万円ほどでした。おそらく、前後2ピースのブレーキローターにすると倍くらいは掛かります。

ただし、ブレーキキャリパーを購入して1番懸念だったのがランニングコストが高くなることについてですが、純正サイズと比べてブレーキパッド代はそれほど高く無く、ブレーキローターは結構良いお値段ですがブレーキの容量が増えたことで圧倒的に交換までの期間が長くなり結果的にはランニングコストは減りました。

ホイールの洗車が少しだけしにくくなりました。自分はホイールを購入する際に洗車のしやすさも重要なポイントと考えているのですが、ブレーキが大きくなった事でホイールとのクリアランスが狭くなり、洗車ブラシが入りにくくなって洗車がしにくいです。

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