YOKOHAMAのADOVAN A052の対抗馬として注目の集まったタイヤです。アジアンハイグリップタイヤとしては高いグリップ性能を誇り、なおかつ価格がA052の半分程というお買い得なタイヤです。
ドライグリップ
縦グリップ、横グリップともに性能は高いですが斜めのグリップが少し足りない印象でコーナーからの立ち上がりで少し気を使います。
ショートコースのサーキットでDIREZZAのZ3と比較して0.5s程のアドバンテージがあると思います。
温まりは良くコース2周もあれば十分ですが、温度依存性が悪く冷間時のグリップは低めなので慎重にタイヤを温めて下さい。
空気圧は2.2〜2.3kが良かったです。国産ハイグリップと比べてサイド剛性が低く、空気圧は気持ち高目くらいが好みでした。
サーキット参考タイム(タイヤサイズ 265/35R18)
阿讃サーキット 46.77s
ウェットグリップ
ウェットグリップに関してはタイヤパターンを見てもらうとなんとなく分かるかも知れませんが、かなり滑ります。
冷間時のグリップが低いこともあり、冬の雨の日は要注意です。
ライフ・耐摩耗性
耐摩耗性については、消耗は早いです。サーキットで3ヒート程走ると浅い方の溝は無くなります。もし街乗りでもこのタイヤを使用する場合は、ある程度覚悟が必要です。
おすすめする人
街乗りとサーキットで別々のタイヤを使用できる環境にある人におすすめです。
VR08GPは価格に対するグリップ力が高く、サーキットでのタイムも良かったです。ただし、街乗りも同じタイヤという方は耐摩耗性の観点からコストパフォーマンスが良いとは言えいないのであくまでも街乗り用のタイヤもしくは車両が別にある方におすすめします。
コメント