ドライグリップ
グリップ性能的にはDUNLOPのZ3に少し劣るようなイメージです。具体的にショーのサーキットではZ3比較で0.5s〜0.7sほど劣ると思います。
温度依存性能は悪く冷間時、特に冬の寒い日のグリップ力は低いので十分に温める必要がある。ただし、このタイヤは温まってきた感が希薄で全然温まってこないなと感じてるうちにサーキットの走行枠が終わってしまう。(実際は、ショートコース4〜5週で温まってそこからのっグリップは横ばい。)
空気圧は2.1〜2.2kが良い印象でした。
サーキット参考タイム(タイヤサイズ 265/35R18)
阿讃サーキット 48.512s
ウェットグリップ
ウェットグリップに関してはトレッドパターン的に良いのかと思っていましたが、あまり良く無いです。タイヤが温まってくるとそこそこなのですが、コンパウンドが硬めな事と温まりにくいタイヤ特性とが相まってウェットグリップは低い部類です。冬の雨の日などはタイヤが冷えているうちは注意が必要かと思います。自分は1度、冬の雨の日にコンビニにいこうとして40km/hくらいでハンドルを切った際にスピンをしそうになった事があります。
ライフ・耐摩耗性能
耐摩耗性能に関してはハイグリップラジアルそれもTW200のタイヤの中ではぶっちぎりにいいと思います。サーキットで少し無理をした走りの後でもタイヤ表面は荒れた感じは全然しなかったです。
RS4を履いていた時は、サーキット用と街乗り用でタイヤを使い分けていなかったので両方こなしていましたが、1年間1万キロ、阿讃サーキットを12〜13枠の走行で4〜5部山ほど残っていました。(フロントキャンバーが付いており内減り+違うタイヤを履きたかったため交換しました)
おすすめする人
1本のタイヤで街乗りからサーキットまでをとにかく走り回りたい人におすすめ。
このタイヤは前述したように、とにかく耐摩耗性能に優れています。それでいてグリップ力はZ3に少し劣るくらいの性能があります。価格から考えても優秀なタイヤです。気になる点は温度依存性が高く冬の朝イチ、特に雨の日に気を使うくらいでそこさえ目をつむれば非常にコスパの良いタイヤだと思います。
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